【地域】
 山形県遊佐町
【ジャンル】
 その他スポット
【参考リンク】
 
十六羅漢岩地図
2002/11/20 十六羅漢 

先日、山形県までドライブに行ってきました。言うまでもなく一人でです。この言葉、もう言い飽きましたので、僕と「一緒にドライブに行きたい!」という人を随時募集しております
 いつものオチの部分を冒頭にかかげて、この後の展開は大丈夫なのかと自分でも心配なのですが。ああ、そう山形に行った話でしたね。
 
 山形県の海岸沿いを新潟から秋田方面に向かって走ると遊佐町という町があります。
 この町には、知る人ぞ知る観光スポットとして十六羅漢岩というものがあります。僕はそこを偶然に知りまして、見に行ってきたわけです。
 

僕が行った当日は天気が悪く、日本海は、この時期特有の、どんよりとした雲の下、岩に激しく波しぶきをあげ、荒れた状態でした。
 
 そんな、日本海の景色の中に十六羅漢岩はあります。左の写真が、そこを写真に撮ったものです。遠くから見る限りは、そこはただの岩場にしか見えません。
 
 夏場などは、たしかにこの海岸沿いはドライブコースとして楽しそうですが、正直、それ以上のものではありません。日本海側には、このような風景はゴロゴロしています。
 ところがです。そこに近づくと、ここが、なぜ知る人ぞ知る名所なのか、すぐに分かると思います。上の写真をよく見てください。奇妙な形の岩があることに気が付きませんか?
 

 

 赤い丸印で囲ったところですが、普通の岩とは違って、何か人工的な形のように見えませんか?で、その丸印の部分に近づくと、その岩はこのような形をしています。
 
 

 人の形?そうです、正確に言えば仏像です。
 今から、130年以上前の1864年(元治元年)日本海の荒波で命を失った漁師達の霊の供養と安全祈願を願って、海禅寺の寛海和尚が、地元の石工達に、この海岸の岩石に羅漢像を彫るように指揮し、5年の年月をかけて、明治元年に22体の仏像が完成したということです。

 16体の羅漢に釈迦牟尼、文殊、普賢の両菩薩、観音、舎利仏、木蓮の三体の像を合わせた計22体の仏像があると言われています。もっとも、写真でも見ての通り、仏像が彫られているところは、かなり足場が悪い岩場でして、また僕が行ったときには、海が荒れているということもあり、全てを見ようとするのは、あまりにも危険で出来ませんでしたが。
 
 ただ、そのような岩場を歩き、ああ、あそこにも、ここにもという感じで仏像を探し歩くのは、何やら宝探しでもしているようで楽しいものでした。

 
 

 とりわけ、岩一面に仏像が彫られているメインの場所(上記写真)は圧巻でして、そこには確かに、そこに住む人の幸福を願う祈りと信念のようなものを感じることができます。
100年以上も昔に作られた像であっても、その祈りだけは、この岩場の仏像の中に生きているのです。 
 
 ただ、残念なのは、この仏像が彫られた岩は、かなり柔らかい性質のものであるらしく、また風雨に直接さらされていることもあり、像の浸食が進んでいるらしいということです。おそらく、何らかの保護をしなければ、これから100年、あるいは200年先に、仏像が、このままの形であることは無いだろうと思います。
 多分、像はいずれ、また岩に戻り、そして砂となって、風に散る日がくるのでしょう。 
 
 それでも、その仏像に込められた、皆が幸せであれ!という祈りだけは、正確に言うならば、そのような祈りを持つことができる人間の心だけは、何百年、あるいは何千年先の未来まで風化しないで欲しいということを僕は切に願います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 ・・・ところで、どの仏像にお願いすれば、「ステキな出会いがありますように」という僕の祈りは伝わるのでしょうか?
 
 
 
 ・・・すいませんが、人々の幸せよりも、まずは僕の幸せを優先します!!



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