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【地域】
 石川県加賀市
【ジャンル】
 アダルトスポット
【参考リンク】
 
すっぽん専門店 熊坂ノ庄スッポン堂
 
・ すっぽん専門店 熊坂ノ庄スッポン堂地図

2006/5/25 元気になりたい方へ

 北陸自動車道加賀インターを降りたところにある加賀熊坂は知る人ぞ知る平安時代末期の大盗賊、熊坂長範の生誕地と言われています。熊坂長範は石川五右衛門と並ぶ盗賊の代名詞だそうですが、単なる盗賊ではなく、貧しい人たちを助けた義賊として知られているそうです。
 しかし牛若丸(後の源義経)にとらえられ処刑されたとか。
 
  
 
 盗賊とは言いながらも、義賊と言うこともあり、加賀インターを降りてすぐの所にこのように熊坂長範生誕地という大きな標識(写真左)とその石像(写真右)があります。  
 
 さらに、この熊坂長範にまつわるものとして、熊坂長範屋敷なるものが再現されております。
 とは言え、なぜか盗賊ではなく、それを裁く奉行所の方が作られています。
 
 
 
 建物の中に、奉行所を再現。団体写真用のベンチも置いてあったりして、ここで皆さん記念写真を撮られるようですね。
  
  
 
 
 それにしても、建物はきっちりつくっているのに、奉行達の人形のこのゆるさは、どうしたものなのでしょうか?
  なんとなく、服に生首を挿しただけのように見えるのは気のせいでしょうか?
 

 
 先にも記しましたが、ここで紹介されている熊坂長範は罪人であったので、罪人にまつわる拷問や処刑の説明パネルやらが展示されております。
 

 
 
 なんでもこの図によれば、熊坂長範は京の四条河原で牛裂きの刑に処せられたと書かれています。牛裂きとは図のように両手を固定され、双方の足に縄をつけ、その縄を牛に引かせるという股裂き刑らしいです。
 チープな絵ながらも、その痛さは伝わってきますね。
 
 
 
 
 
 
 その他にも「釣責」という拷問や、「乳房改め」という罪人を調べる方法など、どうにもアングラなパネル展示が続きます。
 
 しかしですね、実際のところ、この施設において”熊坂長範”はおまけにしか過ぎません。それは、この看板を見れば分かると思います。
 
 
 
 
 雪国・すっぽん専門の店
 
 
  ”雪国”という語と”スッポン”という語のミスマッチとでもいうんですか?これから何が起こるんだろうという、そんな期待を抱かせる店名ですね。
 って、熊坂長範は?
 
 
  
 
 そして店にはこのような派手な看板が
 熊坂ノ庄 スッポン堂
 
 スッポン?そう、ここはまさにスッポンの殿堂と言ってもいいくらい、スッポンにこだわっているお店なのです。
 そしてスッポンと言えば、強壮剤、パワーの源とも言われており、このお店は特に、その辺りにこだわっているお店です。
 なによりも、店の前にある像が、このお店の方針を物語っております。

 
  
 
 
 はい、直立しているスッポンの甲羅に熊坂長範スッポン堂と書かれているのが分かりますでしょうか?大きさはおそらく3mくらい、こんな像を作る時点で、この店がいかにスッポンに力をいれているか、分かりますね。
 しかし、このスッポン、どうして直立しているのでしょうか?
 その秘密は、この像を横から見ると分かります。
  
 
 
   
 
 
 ・・・ううん、とても元気だ。
 なんとなく、”エクスタシィー!”とジミー大西ばりに叫びたくなってしまうような、そんな気分。
 
 で、この建物の中に入りますと熊坂長範の話題より、もっぱら、この”元気”の方に話題が変わっていくわけです。
 
 
 
 たとえば、こんな感じで資料本と称して、なまめかしい写真集が展示されていたり。
 
 
 
 あるいは”男の九乗の法式”などという訳の分からない看板があったりします。
 ”灰になるまで現役で!”の文句で、そっち関係の言葉ということが予想されるのですが、何を意味しているのかは...ううむです。(”男の九乗の法式”とぐぐったのですが、何もヒットしませんでした)
 
 そして、そのフォローのように、脇にはこんな看板も掲示されてました。
 
 

 法則
 1.まず元気印のからだを作り
   体に自信を
 2.ホルモン分泌の異常を正して
   大脳の働きを活発にして
   ストレスを前向き指向に
 3.微量ミネラルを常に補給して
   男性ホルモンの余裕を
 4.体の自信が”魅力的なパート
   ナーを作ります
 5.体の自信が”ムード作りも
   自信作に
 6.これで九乗の法式が身近に
   なり金メダルOK

 
 ごめん、何が言いたいのか全く分からない。フォローにもなってないです。 
 あいかわらず九乗の法式は分からないが、そもそも金メダルって何の金メダルなのだろう?という新たな疑問も湧いてきます。
 
 ・・・兎にも角にも法則を守ると元気になると考えればよろしいのでしょうか。
 
 
 
 
 ということで深く考えずに進みますと、こんな感じでガラス瓶の中に何やら怪しいものが入っているコーナーにたどり着きます。
 
 これは何かな?と思って近づいて見てみると
 
 
  
  
 スッポンのペニス、マムシのペニス
 
  
 
 アザラシのペニス、熊のペニス
 
 と、ペニスの瓶詰めがズラリならんでおります。 
 うーん、これはどういう反応をとればいいんでしょうか? 
 熊のペニスって大きいんだね、とかスッポンのペニスは神々しくあるねなどと言えばいいのでしょうか?いや、そんなわけないですね。
 それにしても”アザラシのペニス”ってやっぱりおやびーんとか言うのでしょうか(それはアザラシがペニスです)
 
 しかし、ここは”スッポン堂”という名からも分かるように、元気もそうですがスッポンメインのところなのです。
 
 
    
    
 
 ということで室内にスッポン池という人口の池が作られており、そこにスッポンが放されております。
 もっとも僕が行ったときは、この広い池の中で見ることが出来るスッポンは5匹くらいと寂しいものだったのですが。
 
 そして、ようやくこの店の核心に迫るときがやってきました。
 この”スッポン堂”は元気なスッポンを見ようとか、元気とは何かを考えようとか、そんな哲学的な施設ではないのです。
 
  この店はどういう店かといいますと、その名の通り、スッポンを飼育し、それを加工販売するという店。
 
 スッポンの他、マムシも同様に粉末にしたりドリンクにしたりして加工販売しております。
 
 
 
 ということでこんなものが販売。「2分間で粉末にします」とあるのでよく見てみるとこんな感じです。
 
 
 
 はい、スッポンの直火焼きです。
 これを、粉末にして飲むと元気になるわけですね。
 思いきり効果がありそうです
 
 しかし、粉末だと飲みにくい人のために、またスッポンそのままの原型を見て抵抗があるという人のためにドリンク状のものも販売されております。
 
 
 
 
 ドリンクは、このようにズラリとショーケースに陳列されております。
 
 
 
 このドリンクの名はドライゴールド(スッポンエキス入り)そしてパワードライ(スッポン・マムシエキス入り)。
 スッポンやマムシのエキスがたっぷりと入っているそうです
 
 
 
 店内に置かれた看板によるとスッポンのエキスは”アルコール自然抽出法”という方法で5年間をかけて、じっくりと抽出するそうです。
 他にも、熱処理により数時間で抽出する場合もあると書かれておりますが、スッポン堂は、自然抽出法を使っているこだわりがあるということです。
 
 このドライゴールドエキスの製造過程もこのスッポン堂では見ることが出来ます。
 
 
 
 
 こんな感じで、液体の入ったガラス管がいくつもならんでおります。
 
 近寄ってみますとこんな感じです。
 
 
 
 スッポンがたっぷり!
 
 
 さらにハイ!
 
 
 
 
 マムシもたっぷり!
 
 そうアルコール自然抽出法とは、その名の通り、丸のスッポンやマムシをアルコールの中に沈めておくという、原始的な方法のことなのでした。
 アルコール漬けのスッポンや、マムシがいくつも並んでいる風景は、かなりグロテスクな世界を演出しているのでした。
 
 
 ちなみに僕がここに入ったとき、店員の方は「健康にいいですよ」とそれぞれの商品をすすめてくれましたが、なぜか「下の方にききますよ」とは誰も言いませんでした。
 やっぱり必要ないように見えたんだろうな、じっさいその通りなのですけど
 
 
 そんな元気にこだわったお店、スッポン堂を出る頃には、なぜか僕はその暴力的なパワーに圧倒されて、軽い疲れを感じているのでした。
 
 
 
 
 
 さらに、最後にまた、この元気のいいスッポン像を見るにつれて、一気に気が抜けるような脱力感を覚えたのでした。

 



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