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【地域】
石川県輪島市
【ジャンル】
その他スポット
【参考リンク】
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千体地蔵地図
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千枚田地図
2004/
3/12 能登旅行(8)
【千体地蔵】
さて珠洲市から海岸沿いをしばらく走り、輪島市に入ると曽々木海岸というところにつきます。
この写真を見ても分かるかもしれませんが、左の黄色い看板は落石注意の看板でして、昔は「能登の親不知」と言われた位に悪路であったとか。それを今から200年以上前に麒麟山和尚という方が15年にもわたる大開道工事を行い現在のようになったということで、その和尚さんへの感謝の心を忘れないように村人達によって建てられた石像があったりします。
波風で浸食はしていますが、こういう素朴な石像を見ていると、まさに感謝の像なのだとと思えてきますね。
さて、曽々木海岸ですが、そういう恐ろしいところであった反面、海岸線の美しさは能登半島でも屈指のものとされていまして現在では石川県の天然記念物と名勝とされています。
その曽々木海岸のシンボルが下写真の窓岩。板状の岩の真ん中に直径2mほどの穴開いてまして、窓のようなのでそう名付けられたとか。
この海岸は近くに民宿なども多くあり、夏などは賑わうのでしょう。
まぁ、ここにきた僕の目的はそういうところではなく、もう少しマイナーなスポットでして、最近まではまともな道もなく地元の人でさえも足を運ばないところだとか。
そのスポットの名称は”千体地蔵”
日本海に突き出た岩肌が長い間に風化浸食を受け、岩壁にずらりとお地蔵様が並ぶようなそんな姿になったというとても不思議なスポットです。なんでも1973年に偶然に発見されるまでは地元の人ですらも知らないところだったということで、そういうところに物好きな僕が行きたがらないわけがないのですね
入り口から少し歩いた案内板のところには”千体地蔵まであと500m”の表示。500mというと少し歩くけどそれほど苦にはならない距離。のんびり歩こうかと思って進むと
いきなりこの急坂。
こんな急坂がずっと続くのですよ。あのですね、僕は普段はそれほど運動とかしないのですよ。引きこもりに近いような生活を送っているのですよ。それがなんで、旅行に来ていきなりこの坂ですか。(午前中に”石仏山”に登ってきたばかりだというのに)
で、この坂は嫌になるくらいずっと続きます。時間にすると三十分くらい、この坂を登ります。道の途中には「千体地蔵まであと○○メートル」の表示が時々でるのですが、50m進むのに5分かかるのって信じられません。道の距離ではなく、直線距離で計測しているのだろうと思ってみたりしました。正直、こんな悪路と知っていたなら、僕は行こうとは思わなかったと思います。
いや、それは確かに僕は物好きですけど、旅行にきて、なんで思い切り汗をかくほど、山道を登らないといけないのですか。さすがにそこまで僕は望んでいません。と言うか現在ここは、知る人ぞしる名所として紹介されているのですけど、普通の観光客はこういうところあまり行きたがらないと思うのですけど、いいのでしょうか?これがツアーコースとかに入っていたら激怒するだろうな、僕は
これ恐らく地元の人も知らないというよりは、地元の人は行きたがらないの間違いなのだろうなと思ってみたり。
で、ようやくたどり着いた千体地蔵。遠くから見ると普通の岩肌ですが少し目を凝らしてみると、確かに人工のもののように見える模様が岩肌に刻まれています。
言われてみると、本当にお地蔵様が何体も立っているようです。少なくとも自然に出来たとは思えません。
さらに中には、こんな感じで岩面に刻まれたのではなく、自立像になっているようなのもあり、自然の力の不思議さをあらためて感じました。
で、千体地蔵のところから曽々木海岸を一望できまして、撮った写真がこれ。左上の隅の方で付きだしている部分が、先ほど紹介した窓岩です。こんなに小さく見えるところまで歩いて登ってきたわけですね。汗を思い切りかくはずです。
しかしここまで登ってこなければ千体地蔵という不思議な光景や、一幅の画のような展望からの見晴らしも見ることが出来なかったわけでして、そう思うと心地よい疲労に思えてくるから不思議ですね・・・
・・・ええと。
これから来た道を戻らないといけないことを思いだし、さらに疲労を強く感じた自分がいました。
【千枚田】
曽々木海岸から少し車を走らせると、千枚田ポケットパークという小さな道の駅に着きます。ここからは国の名勝に指定されている白米の千枚田を見ることが出来ます(上写真。クリックすると拡大画像表示します)
千枚田とは山の斜面を切り開いて作られたいわゆる棚田でして、千枚とは言っても
実際には2092枚ものミニ水田が連なっている
とか。(ただし国の名勝に指定されているのは1004枚)
急斜面に作られているので農作業車などを入れることが出来ず、作業は手作業。そのため、実際に作業している農家は少なくなり、名勝保存のために輪島市役所が中心となって市民団体などにボランティアを集めているということです。
手間暇をかけているせいか米の味はかなり美味しいらしく評判がいいとか。
棚田は新潟でも栃尾市などで見ることが出来ますが、ここまだ大規模なものはなく、かなり圧倒される風景です。それも作られたのは機械など無い時代のことですからねぇ、しばし茫然と立って見ていました。