【地域】
 福島県只見町
【ジャンル】
 伝説スポット
【参考リンク】
 
三石神社地図

2004/5/16 三石神社

  
 
 先日、休日の折に特に明確な目的地も持たず奥会津地方へとドライブに行きました。その際に見つけて行ったのが三石(みついし)神社というところ、新潟と福島県の県境にある福島県只見町にそれはあります。
 三石という名称からも分かるように岩手県の三ツ石神社のごとく”三つの石”を神として祀った自然信仰型の神社だそうです。鳥居をくぐり杉の繁る参道の森をしばらく行くと、なるほど大きな岩が見えてきました。
 
 
  
 
 最初に見えてくるのが”一の岩”(写真左)そして、少し離れたところにあるのが、泪岩(なみだいわ)です。(写真右)
 
 ”一の岩”の方は岩の下に穴が開いており(小さな鳥居がたっているところ)、この中に頭を入れると、頭の病気がよくなり、頭が良くなると言うことで学問成就の神様らしく、合格祈願の絵馬が置かれていました。
 ”泪岩”の方は、真夏の暑い日でも、この岩から水が浸み出ていて、それが涙のようだったので、その名が付けられたとか。この水を目に付けると目の病にいいということです。
 
 
 もっとも、そんなことはどうでもいいのです。頭が良くなるとか、目の病にいいとか、そんなことで僕が地方の一神社に立ち寄るわけがありません。もっと、もっと現在の僕には切実に大切なことがあるのです
 

 
 ということで、これが最も奥にある三石神社の本殿。この大岩の下に作られた奇妙な社殿は一見の価値があるでしょう。しかし、何よりも大事なことは、この大岩の由来です。そう、この大岩は”縁結びの岩”と呼ばれているのです。
 縁結び、三十路のさえない独身男性にとって、これほど心を打つ言葉はありません。いったい何故、僕は独りなのか。縁はないのか。神はいないのか。ことあるごとに縁結びの神社というところに行き、手を合わせ、お参りしている僕にそれでも御利益が無いのは何故だろうか。
 そんなことを思いながらも、やはり手を合わせ神に祈らざるをえないブサイクが独り・・・
 
 ということで、この”縁結びの岩”なのですが、写真左の方に何やら岩のところに白いものがいくつか付いているのが見えるでしょうか。ここをクローズアップするとこの様になっております。
 
 

 
 岩になにやら糸のようなものがぶら下がっているのが分かるでしょうか。なんでも岩の小さな穴を見つけ、そこに糸やこよりなどのひも状のものを通し結ぶことが出来れば縁が結ばれるとか。糸はいくつも岩のところに結ばれており、何人もの人の祈りがこの岩にこめられているのが分かります。
 僕ですか?いや、さすがに僕はいい年齢ですのでねぇ、手を合わせるだけに・・・するわけないです。実はこんな言い伝えがあるとは知らなかったので、あわてて持ってきたメモ用の紙でこよりをつくって岩に結んできました。おそらく傍目から見たら鬼気迫る形相だったと思います。いや、当日はそれほど天気もよくなかったので、その場にいたのは僕一人だけだったのですけれども。
 とりあえず、縁結びの岩に祈りをこめながら、糸を結んできました。おそらく、間もなく素敵な出会いがあることでしょう。
 
 
 
 新潟から4時間もかかるようなこんな辺境の地に独りでドライブに来て、神社などを訪れている時点で素敵な出会いなどあるのだろうかという疑問は持たないことにします。