|
僕の休日の過ごし方と言えば、一人家で引きこもり、もしくは古本屋で立ち読みということで、だいたい決定してしまうのですが、時々「これではいけない!もっと外に目を向けなくては」ということで、ドライブなどに行ったりするわけです。
で、今日も僕が住んでいる新潟県のお隣の長野県などという所へ行きました。一応、言っておきますが珍しく一人ではありませんでした。女性2名の同行です。非モテの僕も少しランクアップしたようです。
その女性2名の平均年齢が57歳と言うことを抜きにすれば。
ぶっちゃけた話、女性2名とは僕の母と、その姉だということを抜きにすれば。
・・・えっと、一段と非モテランクがアップしたような気がするのですが、気のせいでしょうか?(泣)
いや、母親にせがまれましてね。たまには親孝行で、休みの日にどこかに連れて行けと。
まぁ、そんなわけで善光寺あたりに連れていったわけです。
善光寺と言えば、長野県観光地のメッカということでして、結構、朝早くから行ったわりにはすでに大勢の観光客がいました。母とその姉は、そんな観光客と一緒に本堂の方へ。
僕は、さすがにそんなに渋い趣味の持ち主でもないので、仲見世(お土産屋さん通り)の方へ。さすがに、寺のお土産屋だけあって、線香だとか、数珠だとかが多かったです。あとは、産地限定のお菓子とか、地酒とか。土産物は、どこに行っても同じです。
ちなみに僕が選んだお土産はこちら。

なんとなく、クリマンジュウ
いや、だって長野県でしか買えないっていうし・・・
田中さんは知事に再選して旬のものだし・・・
知る人ぞ知る銘菓だし・・・
そもそも、お土産なんて、どれ選んでも同じだし・・・
それにしても、安易すぎる名前だなぁなんて思ってみたり・・・
まぁ、中身はただの栗饅頭なのですが・・・
とりあえず、話のタネにはなりました。それ以外は、何にもならなかったですが。
・・・で、母達を善光寺に連れていったので、次は以前から僕が行きたいと思っていたところへ行くことにしました。(母達の意見を無視して)
諏訪湖の湖畔にある諏訪大社は7年に一度の御柱(おんばしら)で知られていますが、その諏訪大社の下社春宮のすぐ隣にある砥川(とがわ)という川沿いに歩くこと数百メートルのところにそれはあります。
幅5m位の川の清流を眺めつつ細い道を行くと、少し開けて田んぼがあるのですが、その田んぼの真ん中にそれがあるのです。

巨石の上にちょこんと顔がのった石像。胴体の巨石には、手と不思議な模様が描かれた仏衣が掘られています。万治三年(1660年)とそこに彫られているところから。通称「万治の石仏」と呼ばれています。
正面から見ると、こんな感じです。

この万治の石仏は、かの岡本太郎が「世界中歩いているがこんな面白いものは見たことがない」と雑誌、新聞などで書いたことから有名になったそうですが、それまでは地元の人しか知らないような、仏像だったわけです。
で、僕が、ここへ何故以前から行きたかったと言えば、この石仏には色々な噂がありまして、その為、僕のようなモノ好きこそが知っている名所だったりするのです。その中でも面白いのは、作家の新田次郎氏が唱えたと言われる「イースター島人が、この石仏を作った」という話。

なるほど、確かに仏様の顔と言うよりはイースター島のモアイ像に近い顔です。
で、実はこの頭に当たる部分と、胴体の巨石の部分は一体ではなくて、頭をはめ込む形になっているわけでして、それを考えると最初に頭の部分が作られていて、それが岩に埋め込まれたという推理も成立するわけでして、少なくとも頭と胴体の部分は違う作者によるものと考えられるわけです。
そう考えるとイースター島人が作ったというのは、突拍子もないですが、可能性がない話ではないわけです。少なくとも頭と胴体は違う文化の人が作ったと言ってもいいのではないかと思います。
まぁ、そんなわけで、この仏像は、美術的価値とか、歴史的価値とかよりは、そういうミステリアスな面でのみ知られているわけでして、知る人ぞ知るという感じの隠れた名所のわけです。
確かに僕らが知っている普通の仏像とは違って、胴体と顔のアンバランスさや、個性的な、正直言ってお世辞にも、いい顔とは言えない(どちらかというとブサイク)な顔立ちでして、同じくブサイクな僕としては親近感がすごく沸くわけなのですが・・・
そんな場所にカップルで来るのもどうかなぁと思うのですよ。
いや、いたんですよ。カップルが一組。
ホントに何処にでも現れますねぇ。カップルという奴は。
なんで、こんな一部の人しか知らないような、ガイドブックの片隅に載っているような隠れた名所にまで来ようとしますかねぇ。
だいたい、僕みたいなモノ好きは石仏を見て喜びますけどね。普通の若い女の子が仏像を見て喜んだりすると思いますか?
何が、悲しくて、仏像、それも不細工な仏像なんてものをデートコースに選んだりするのですか?
それとも何ですか?そんな隠れた名所で、奇妙な仏像を見ながらまったりとくつろいでいる、さえない独り身の男性(29歳)をカップルで、ウオッチして嘲笑おうという魂胆ですか?(被害妄想気味)
で、僕もカップルを見たときの条件反射でコブシを握りつつ、横目でカップルの様子を見ているとですね、仏像を真剣に見ているのは女性の方で、彼氏の方は、「なんでオレがこんなものを・・・」という感じで渋々と彼女についてきているという感じなんですね。いや、端から見ると20代前半くらいの、いかにも若者らしい格好をした普通の可愛らしいお嬢さんなんですけどねぇ。
なんですかねぇ。今、若い娘さんの間で仏像がブームとかそういうやつですか?残念ながら、僕はその手の話は僕は聞いたことがないのですけど。
でも、そういうことになるとですね、これからは僕みたいなモノ好きな趣味の人間がチョイスするデートコースを女性の皆さんが喜ぶということもありえるということですね。
いよいよ時代が僕に追いついてきました!
ということで、僕が考えたデートコースでデートしたいという女性の皆様は、僕にコッソリとその旨、伝えていただければと思います。
僕も、練りに練ったデートコースをお教えしますので。
もちろん、僕が必ずオプションでついてくるのは言うまでもないです!
・・・カップルでのお申し込みはご遠慮ください。
(ジェラシーの炎に身を焦がす僕が何をしでかすか分かりませんので(泣)
それにしても仏像を見に来るカップルって
いったい何が目的なんでしょうかねぇ?
|