【地域】
 新潟県中里村
【ジャンル】
 伝説スポット
【参考リンク】
 ・船石付近地図

2004/10/1 梵天様と船石 

 伝説というものは不思議なものと相場がきまっておりますが、僕のように伝説のスポットを好んで訪ねているとその中でも特に不思議な伝説というモノに出会うときがあります。中里村の市ノ瀬というところにある船石の伝説もそんな不思議な物語の一つです。
 
 
 
 農村地帯の外れ、そこだけうっそうと茂った森があり、その神社の中にこの石はたたずんでおります。この石にはこのような伝説が残されております。
 
 その昔、神様が大きな石に乗って市ノ瀬の森へ降りてきました。神様が降りてきた頃は村人達の夕食時でしたが、外の轟音に驚き、これは大変な事が起きたと戸を閉め、一晩中、一睡もしないで世を明かしました。
 翌朝、村人達が昨夜音のした森へ行って見ると、そこには大きな石が落ちていて、石の上には背丈一寸八分、黄金色に輝く「梵天様」が乗っていられました。
 村人達は大きなソリをつくり、村中総出で梵天様と乗ってきた石を市ノ瀬の村まで運び、お宮を作り崇拝しました。石は真ん中がくぼんで船型をしているので「船石」と呼ばれるようになりました。
 梵天様は村人達に色々よいことを教え導き、いつの間にか姿が見えなくなりましたが、それ以来市ノ瀬の村は立派な村になりました。
 今も梵天様の光臨の地を「梵天森」と呼び石の祠を祀っており、またその脇からは絶えることなく清水がわき出ており、村の水源地となっております。
 また不思議なことに船石にたまった水はどんな日照りが続いても決して絶えることはありません。

 
 
 どうですか、かなり不思議な話ではないですか。
 
 まず、不思議なのが、かなりこの伝説が細部に詳しいこと、梵天様が降りてきた時刻とか、梵天様の大きさなどまで詳しく語られているというのが昔話ぽくはないです。そして、降りてきたときの轟音がしていたという感じで音の様子まで描写するとなると、隕石などの可能性もあってちょっと現実味が増してきます。 
 そして、「金色に光り輝く梵天様が船型の石に乗り降りてきて、村人を教え導いた」という言い伝えは「宇宙船に乗って宇宙人がやってきた」とかと「タイムマシンにのって未来人がやってきた」というSF的な想像をしたりします。 
 
 
 
 そんなことを考えたりしながらじっくりと観察するというのが伝説のスポット巡りの醍醐味なわけですが、これが船石のアップ。確かに船の形をしており、窪地に水が溜まっております。僕が訪れたときは2日くらい雨が降ってませんでしたが、この通り並々と窪地に水が溜まっております。
  
 
 
 
 んで梵天様を祀った神社(写真右)と降りてきたと言われる森(写真左) 
 
 神社の方は新しいですが、脇の階段が古く歴史を物語っております。
 また「梵天森」の前にはこのように並々と水がたたえられていまして水源地になっているということが確認できましたが、「梵天森」はビニールテープで結界が張られており入りにくい雰囲気だったので写真に収めるにとどめました。
 
 しかし、海をわたってくる、いわゆる”うつぼ船”の伝説なら各地にありますが、音を出して下に降りてくる船というのは珍しいんじゃないでしょうか。(僕は初めて聞きました)ほら、普通神様って厳かに天上からゆっくりと降りてくるモノじゃないですか?それが轟音を立てながら落ちてくるという時点で”小型宇宙船”とか”墜落している飛行機”などと思っても不思議ではないわけですよ。
 
 もしかして船石を調べてみると地球外物質で作られているとか、”梵天森”を調べてみると磁力異常があるとかそういうことがあるかもしれませんね。
 
  
 
 そういえば、磁力異常の影響を受けたせいか、僕の女性を遠ざける力も強力になったようで誰も寄ってきません(何度も記すようにもともとです)


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